西村ツチカ

2018-07-10

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初めてiPadでラクガキしました。
以下、最近みたライブの感想です。




バスクのスポーツのワンマンライブ「幸せ翁計画」へ行きました。行くたび毎回このブログに書いてる気がしますが、今回も最高でした。ただし今回は過去回と少し趣が異なっていて、全体的に今後の方向性を占うような意思を感じました。1曲目のジャジーに立ち上がるクールな感じ。新曲で電子パッドが使われる。照明が音楽の一部みたいに呼吸が合ってる。そしてあのスケベイスが世代交代をしてお披露目となった新型は、より強力にデコられていて新機能も追加されており、スイッチの形状にも改良が施されている。逆に、前回の幕開けMVが今回はなかったり、電光掲示板のアジテーションが少し短めだったりなど、サイケ感がやや控え目に感じる。
とくに象徴的だったのは、ギター神谷さんが1曲目から上裸にならずに着衣のまま本編が終わり、あぁ〜お約束だった裸姿もとうとう封印されたのか〜と思ったら、アンコールで黄色いトラックスーツに全身を包み登場され、そこから初めて全部せわしく脱ぐという、裸になったのは1曲のみだがその瞬間のブチアガリがより強調される表現をされていたこと。お約束など破るほうがよりサイケだったかもしれません。より抑制された部分とより強化された部分がどっちも刺さる。

「幸せ翁計画」というタイトル通り年配のお客さんも多く見えてました。自分はプログレは一口かじっただけのニワカですが、若いバンドが歴戦のプログレ愛好者の方々の心をくすぐり浸透しているさまは奇跡のようです。しかし、過去の何かを想起させるだけでなく確かにこの現代に生み出されたエモさがあり、それが矛盾せず一個の音楽である魅力。翁と若者が同舟する光景には、かつて世界がその道を選ばなかったがたしかにあり得たパラレルな歴史を感じます。その証拠に、バスクのスポーツ観戦後、今まであまりピンときてなかったプログレの名盤をひっぱり出し再度トライしてみると、いきなり超最高に聴こえだして腰抜かすという神秘体験を自分はしました。
今回も最初はジャジーでオシャレに幕開けつつ、終わる頃には汗と涙の感動絵巻でした。その中にブルースリーやセーラームーンなど稲中的な発想が次々と繰り出されるクールさ。きっと歴史的名盤といわれる音楽が時々ピンとこないわけは、臨場感が伝わってないからで、こんな風にライブを見られればきっと最高だったことでしょう。

新曲とても好きです。
この電子パッドのドラムを聴いて、自分はもう「iPadを使うべきか使わないべきか」みたいなことで悩むのはやめようと思いました。


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by tsuchika | 2018-07-10 11:40