西村ツチカ

2016-12-22

一年を振り返るのが好きで、毎年年末はもっぱら振り返ってばかりいます。昔から最終回が好きです。長い連載漫画でも最後の戦いが終わった後のおまけ的な後日談の部分が好きです。大きな山を越えて敵がどこにもいない時間は、もちろんまた次の戦いが待っているとわかっているけど、束の間ゆるされたこの瞬間がずっと続けばいいのになぁと思います。途中からもう最終回を早く見たくてページをめくっているふしがあります。

先日S社の謝恩会に行きました。そこにいた知り合いの方が「毎年この日のために一年間生きているんです」と言いました。「一度もS社とお仕事をしたことがないのでコッソリと毎年もぐり込んでるんです」とも言いました。パーティーが解散になると自分はすぐに家へ帰って寝ました。翌日の昼に彼がラインで「いま四次会が終わったところです」と報告をくれました。二次会すら一度も参加したことない自分ですが、途中をすっ飛ばして最終回だけ読みたい気持ちはわかるような気がしました。

しかし自分にとって今年は最終回どころか修行の一年でした。基礎的な訓練の結果が出はじめれば、野生の勘だけに頼っていた過去とは違いもしかしたら元々あった良さすら全く消えて面白くない物ができるかもしれず不安もあります。新しく描いた漫画のネームを友達に見せたところ「自分の意見では過去に一度でも面白かった人はいつかまた面白くなる時が必ずくると思うから、気長に待つことにしてます」と言ってくれました。優しいと思いました。




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by tsuchika | 2016-12-22 15:16